サーバー/技術的情報集

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このページは、サーバーについての技術的な情報を集めたページです。



装飾コード

装飾コード - Minecraft Wiki
をご参照下さい。

YAMLファイル


Javaについて

Javaとはプログラミング言語、もしくはその実行/開発環境のことです。
Minecraft及び、MinecraftForge(MOD)もJavaソフトウエアであり、Javaをインストールしなくてはなりません。
CraftBukkit/Spigotも同様で、実行にはJavaを必要とします。

Javaの種類

JavaにはJREとJDKが存在します。
JREとJDKの違い
JREはJava Runtime Environment(Java実行環境)の略で、Javaソフトウエア(アプリケーション)を動かすための実行環境です。
これがなくてはJavaソフトウエアは動かないためインストールする必要があります。「Javaを入れる」というのはこのJREをインストールすることを指すことが多いです。
JDKはJava Development Kit(Java開発キット)の略で、Javaソフトウエア(アプリケーション)を作成するために必要なツール等のセットです。
Javaでの開発(MOD/Spigotプラグインの作成)に必要ですが、実行するのみの人には必要のないものです。


32bit版と64bit版の違いは基本的に実行する主なOSのbitが異なります。(下記)

bit数の違い
32bit(x86とも)版は、32bitOS上で利用するのが一般的です。
(互換性のために稀に64bitOSにおいて、32bit版が必要になる場合がないとはいえません)
また、32bitOSで実行することを主としているため、4G以上は必ず割り当てられず(実行を拒否します)。
およそ1.5GB~2GB以上は割り当てられません(メモリを確保できません)(詳細は下記)。
そのため、一般的に1GB~4GB以上を割り当てるサーバーの実行の実行は推奨しません。(そもそも32bitOSでは、メモリ割り当て領域不足のため、サーバーの実行は非推奨です)
64bit版は、64bitOS上で利用します。
(32bitOSは不可で、64bitOS上で32bit版Javaは可能ですがほぼ使われません)
64bit版は32bit版のような制約は無く、メモリ量に応じてメモリ割り当てが可能です。
基本的に64bitOSにおいて64bit版Javaをご利用ください。


32bit環境で割り当て可能な最大メモリについて

The maximum theoretical heap limit for the 32-bit JVM is 4G. Due to various additional constraints such as available swap, kernel address space usage, memory fragmentation, and VM overhead, in practice the limit can be much lower.On most modern 32-bit Windows systems the maximum heap size will range from 1.4G to 1.6G. On 32-bit Solaris kernels the address space is limited to 2G. On 64-bit operating systems running the 32-bit VM, the max heap size can be higher, approaching 4G on many Solaris systems.
As of Java SE 6, the Windows /3GB boot.ini feature is not supported.
If your application requires a very large heap you should use a 64-bit VM on a version of the operating system that supports 64-bit applications. See Java SE Supported System Configurations for details.

出典:Why can't I get a larger heap with the 32-bit JVM?
太字の部分の翻訳
「最新の32ビットWindowsシステムでは、最大ヒープサイズは1.4Gから1.6Gの範囲です。」
なお、環境によって1.6GBを割り当てても作動しないことはあります。

Oracle JDK有料化について

OracleJREとは関係ありません。
Oracle JDK8は2019年1月に公式アップデートを終了しました。移行のバージョンからサポートを受ける場合は有料となります。
OpenJDKに移行することを推奨します。OpenJDKOracle JDKと互換性があります。
OpenJDK公式サイト:http://openjdk.java.net/
出典:Oracle Java SE サポート・ロードマップ

Javaのインストール

Java(OpenJDK , JRE)は、各配布先からダウンロードできます。
名称 Oracle JDK Open JDK AdoptOpenJDK
説明 言わずと知れたOracleのJava。

5年サポートのLTS版有。各バージョンのサポートはリリース後半年。

非商用なら無料で利用可。

32bit版、JRE、JavaFXの提供はJava 8まで。

Java 9以降は64bitのJDKのみ配布している。


オープンソース実装。実質的にはOracle JDKと同じ。

LTS版無し。サポートされるのは最新バージョンのJavaのみ。

非商用なら無料で利用可。

JavaFX(OpenJFX)は別プロジェクト扱いで非同梱。

Java 9以降は64bitのJDKのみ配布している。

Red Hat提供のJava。

HotSpotというOpenJDK互換のJDKと、

OpenJ9というEclipseコミュニティ向けのJDKがある。

5年サポートのLTS版有。各バージョンのサポートはリリース後半年。

商用、非商用問わず利用可。

JavaFX非同梱。

Windows用とARM用以外は64bitのみの提供。

配布先 https://www.oracle.com/jp/java/technologies/javase-downloads.html https://jdk.java.net/16/ https://adoptopenjdk.net/index.html?variant=openjdk16&jvmVariant=hotspot
名称 Amazon Corretto Liberica JDK
説明 AmazonのAWS向けにコンパイルされたOpenJDK。

5年サポートのLTS版有。各バージョンのサポートはリリース後半年。

JavaFXを一部ライセンス関係で除外して搭載。

商用、非商用問わず利用可。

Java 12以降は64bitのJDKのみ配布している。

IntelliJ IDEAで有名なJetBrains社と提携しているBellSoftという会社のJDK。

5年サポートのLTS版有。各バージョンのサポートはリリース後半年。

商用、非商用問わず利用可。

JavaFXをFullJREで搭載しており、挙げた中では一番高機能である。

Java 16現在でも32bitのJREも配布しており、32bit環境の場合はこれ一択である。

配布先 https://aws.amazon.com/jp/corretto/ https://bell-sw.com/


Javaの32bit版と64bit版の共存

1. 32bit版,64bit版をダウンロードします(上記参照)。
2. 先に32bit版をインストールし、64bit版をインストールします。
→このようにすることで32bit版の環境変数への登録を防ぐ。
3. CMD(コンソール)で、"java -Xmx2G -version"を実行します。
→64bit版Javaを環境変数に登録できたことが確認できます。
32bit版の実行は全パス(下記)で実行が可能です。
(環境変数に無ければ登録を、登録方法が分からなければ全パスで実行します)

WindowsでのJavaのインストール場所,全パス

Javaの種類(bit数) 全パス[java.exe]
64bitOSの場合
JRE(32bit) "C:\Program Files (x86)\Java\jre<Javaのバージョン>\bin\java.exe"
JRE(64bit) "C:\Program Files\Java\jre<Javaのバージョン>\bin\java.exe"
32bitOSの場合
JRE(32bit) "C:\Program Files\Java\jre<Javaのバージョン>\bin\java.exe"
JRE(64bit) インストールできない

<Javaのバージョン>はJavaのバージョンによって異なるため各自で書き換えが必要です。
(2016年12月4日現在)

参考


起動用スクリプト

Java関連

Javaの引数関係はどのOSでも基本同じです。

Javaの引数集 詳細 追記
java javaをコンソール上で起動する 環境変数により、この単語のみで使用することが出来ます。
環境変数が使用できない時は、フルパス(Windows: "C:\Program Files\Java\jre8\bin\java.exe")に置き換えることで可能です。
なお、詳細は各自で調べて下さい。
javaw javaをアプリケーションとして起動する 環境変数により、この単語のみで使用することが出来ます。詳細は各自で調べて下さい。
–Xms**(M,G) 最小メモリ量 1024Mと1Gの記述は同じ。
–Xmx**(M,G) 最大メモリ量 1024Mと1Gの記述は同じ。
–jar <jarファイル> 起動するjarファイルを指定する引数 それぞれのサーバーのjarファイル名に<jarファイル>の部分を書き換える。※<>は不要。
nogui コマンドプロンプトは開かない バニラサーバーはGUIでも起動するため記述が要るが、GUIで起動しないものは不要。

メモリの最小(-Xms)や最大(-Xmx)の変更によりパフォーマンスが向上する場合がある。
例:2GBの場合 2048M または 2G
※注意:最小(-Xms)は大きな値を設定すると必要としない場合でも指定量のメモリを確保しようとする。
詳しく知りたい方は、各自で検索をして下さい。

batファイル(Windows)

  1. 拡張子の表示を有効にしてください(やり方|別ページ)。
  2. 右クリック→新規作成(X)→テキスト文書で"txtファイル"を作成
  3. txtファイルの拡張子をbatへ変更する。(ファイル選択状態で右クリック→名前の変更→.で句切られた部分の後ろをtxtからbatへ変更する)

これで、batファイルの作成が完了しました。
また編集は、batファイルはファイル選択状態で右クリック→編集で出てくるメモ帳で可能です。
基本的なbatファイルの中身です。batはWindowsでしか使用できないので注意して下さい。

@echo off
java -Xms1024M -Xmx1024M -jar <サーバーのjar>
pause

batコマンド 詳細 追記
pause CMDの実行をキー操作があるまで一時停止をする。
記述するとエラーメッセージの確認ができる時もあるため、原因究明時では付けておくことを推薦
exit CMDを閉じる。沢山画面が出てしまうのが嫌ならばこちらで良い。 初期起動等以外はこちらで良い。
echo <文字列> 発言をする。 off/onという特別扱いの引数があり、以降のコマンド表示を変更できる・@はその行でも発言した内容の仕様を反映するかどうか
start 別ウインドウで起動する オプション:/b
title <名前> CMDのタイトル名の指定。 例:title Server

※CMD=コマンドプロンプト(黒い画面のこと)、コンソール
64bitのWinodowsで、32bitと64bitを指定する場合

bit数 フルパス(標準の場合) 環境変数パス
32bitのJavaを指定する場合 "C:\Program Files (x86)\Java\jre8\bin\java.exe" "%systemroot%\syswow64\java"
64bitのJavaを指定する場合 "C:\Program Files\Java\jre8\bin\java.exe" "%systemroot%\system32\java"

javaの部分を置き換えてください。
なお、32bitのWindowsは、搭載物理メモリの1/4(最大1GB)までしか設定できないため、注意してください。

発展形


どのような仕組みで動いているのかは、各自で検索して下さい。
【発展形】サーバーが落ちたら自動で起動するbatファイルの例:

:bat_starter
@echo off
title Server
java -server -Xmn1G -Xms2G -Xmx2G -jar <サーバーのjar>
choice /N /C YN /M "実行しますか?(5秒経過後、自動起動します)[Y/N]: " /T 5 /D Y
if errorlevel 2 goto bat_exit
if errorlevel 1 goto bat_starter
:bat_exit
exit


shファイル(Linux)

基本的なshです。shはLinux ディストリビューションOS等で使えます。

#!/bin/bash
java -Xms1024M -Xmx1024M -jar <サーバーのjar>

shコマンド 詳細 追記
#!/bin/bash binのファイルにあるbashを使います。
cd <ディレクトリ> 指定したディレクトリにコマンドの実行場所を移動します。
echo <文字列> コンソールに文字列を表示します。


shファイル(macOS)

#!/bin/sh
java -Xms1024M -Xmx1024M -jar <サーバーのjar>
#!/bin/bash bashを実行することの宣言です。


macOSの場合でもLinuxと同様にshでスクリプトを作成。

ネットワーク関連

IPアドレスについて

IPアドレスとは、コンピューターのネットワーク上の場所を示す住所のようなものである。
種類として、IPv4、IPv6があるが、MinecraftサーバーではIPv4が基本的に使われる。

DDNSについて

DDNSとは、サーバー側のIPが変化してもそのドメインへアクセスすることで接続できるようにする仕組みである。
ここではDDNSのサービスを提供するサイトを紹介します。

http://ddo.jp/ Dynamic DO!.jp 知られたサービスで、よく使われる。
http://ieserver.net/ ieServer.Net 知られたサービスで、よく使われる。しかしIP適応のスピードが遅いと言われる。
http://f5.si/ DDNS Now 短い名前が特徴。安定したサービスで、IP適応のスピードも早い。


また、DDNSのIPアドレスを自動で更新するDiCEというソフトもある。
参考:ダイナミックドメインネームシステム(DDNS)|Wikipedia

LANとWANについて

LANは"Local Area Network"、WANは"Wide Area Network"の略である。
LANはPPPoEルーター(プロバイダー回線と接続するルーター)より下のものを指します。
WANはプロバイダー回線と接続するのをWANといいます。
また、この二つはIPアドレスでも違いがある。
WANは"グローバルIPアドレス"が割り当てられ、インターネットからは基本的にそこにアクセスをする。
LANは"ローカルIPアドレス"がルーター等より割り当てられ、LAN内ではそのアドレスを使ってアクセスをする。
参考元:ココをおさえる! ブロードバンド用語のツボ|BB Watch

ポート開放について

※ポート開放はポート解放ではない。注意して下さい。
ポート開放とはルーターのポートを開くことでWANの通信をLANに通すものである。
ポート開放には、PPPoEルーター設定ページ(192.168.0.1等)からポートマッピングの設定(製品/機器/メーカーにより名称は異なる)を開き設定する方法、
PPPoEルーターのUPnPという技術、機能を使い、簡単に開放する方法がある。
UPnPを使うには、開放くんUPnPCJというソフト(両方Windowsのみ)が使われることが多い。
参考:ポート開放 方法|KAGEMARU-info

問題の切り分け

まずは問題が起こった経緯を考える。
何か特別、変わった事をしていないか。
そして、何が原因でその問題が起こっているのかを突き詰めて行って下さい。
これらをしていく中で参考になるのは、エラーログです。
エラーログが出力されていれば、問題の切り分けが楽になります。
エラーログは、下を見て下さい。
他にも、(http://forum.minecraftuser.jp/viewtopic.php?f=7&t=4428より)

BUKKIT(Spigot)のプラグインに関しての質問の場合はまず下記の確認をしてみてください。
BUKKITのバージョンとプラグインのバージョンが合っているか。
※プラグインは基本的にBUKKIT側が更新されてもそのまま動作をしますが、高機能な物だったりバージョンに強く依存する機能の物等は動作しなくなる
(または正常に動作しない)場合があります。
大抵の場合BUKKITのバージョンに合った物がリリースされているのでそれを使用しましょう。
JAVAのバージョンは合っているか。
※現在主に使われているJAVAは6と7だと思いますが、仮に6を使用している環境で7の機能を使用したプラグインを使用すると「UnsupportedClassVersionError」という>エラーが出ます。↓例↓
コード: 全て選択
Could not load 'plugins\CBF_SenderCamouflage v1.1.1.jar' in folder 'plugins'
org.bukkit.plugin.InvalidPluginException: java.lang.UnsupportedClassVersionError←これ
: com/github/keepoff07/cbf/sender/CBF_SenderCamouflage : Unsupported major.minor
version 51.0
大抵の場合配布ページに必要なJAVAのバージョンが記載されているのでそちらを使用しましょう。
また、8はリリースされたばかりなので7をインストールすることをおすすめします。
前提プラグインは入れているか。
※一部プラグインには前提プラグインを必要とする物があります。(前提プラグインの例:Vault)
配布ページに記載してあるので一緒に導入しましょう。
Config(その他設定ファイル)の設定はしっかりとしているか。
※大抵のプラグインは配布ページやConfigファイル等にConfigの設定方法等を書いてありますのでそちらを見ながら設定しましょう。
万が一それでも分からなかった場合はConfigファイルの中身を添えて質問しましょう。



これらから、問題の切り分けをしていきましょう。
参照:
http://ascii.jp/elem/000/000/102/102662/
http://news830.com/archives/4044
http://www.nttpc.co.jp/yougo/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E5%88%87%E3%82%8A%E5%88%86%E3%81%91.html
http://forum.minecraftuser.jp/viewtopic.php?f=7&t=4428

エラーログ

何かしらおかしなことが起きた時に、エラーログを読むことで解決できることが多いです。
ここでは、簡単なエラーログとその解決法を説明します。(ここでのエラーログはSpigot、CraftBukkitのものなので、バニラ(公式)サーバーでは出ないものもあります)

エラーログを読む前提

基本的にエラーログは、大体英文を読むことでわかります。下が例です。

[13:23:44] [Server thread/INFO]: Starting minecraft server version 1.7.10
[13:23:44] [Server thread/INFO]: Loading properties
[13:23:44] [Server thread/INFO]: Default game type: SURVIVAL

"[13:23:44]"は時刻です。
"[Server thread/INFO]"はメッセージがどんなものなのかを表しています。
INFOであればそのまま情報、WARNは警告、ERRORはエラーです。
そのため、エラーログを見つけるには、ログの[Server thread/WARN]や[Server thread/ERROR]が書かれている部分が無いか、
ログをテキストエディターなどで検索することで見つけられます。
また、Googleなどで検索をする時は、[13:23:44](時刻)の部分を消して検索をして下さい。
時刻を検索に入れると、有用な検索結果が出ないためです。


Could not load 'plugins\xxx.jar' in folder 'plugins'

読んでわかる通り、pluginsフォルダ内のxxx.jarが読み込めていないことを示しています。
何かしらのエラーが起きていることがわかります。

簡単なエラーログ

こちらでは、サーバーやJava等から出力されるエラーログを、掲載しています。

javaは内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません
環境変数PATHが設定されていません。設定方法については検索して調べてください。
または、javaの部分をjava.exeのパスに置き換えてください。

例:java→"C:\Program Files\Java\jre8\bin\java.exe"

それぞれのJavaのバージョンなどでインストール場所が異なると正しく実行できないため、各自で確認して下さい。

Error: Unable to access jarfile <ファイル名>
こちらは、<ファイル名>のファイルにアクセスが出来なかった時に表示されるエラーです。
解決策は、<ファイル名>を正しい物に編集して起動すること、もしくは権限を正しく設定することです。
(Javaのエラー)

VM Initial heap size set to a larger value than the maximum heap size(起動用スクリプトで設定したメモリの値がおかしい)

Error occurred during initialzation of VM Initial heap size set to a larger value than the maximum heap size

起動用スクリプトに記載されているJVMの引数の内、-Xmsが最小値、-Xmxが最大値の指定ですが、
最小値が最大値を超えているとエラーが出ます。
解決するには最小値を小さくして下さい。
(Javaのエラー)

UnsupportedClassVersionError(Javaのバージョンが合っていない)

Could not load 'plugins\xxx.jar' in folder 'plugins'
org.bukkit.plugin.InvalidPluginException: java.lang.UnsupportedClassVersionError

"UnsupportedClassVersionError"というエラーは、Javaのバージョンが合っていない事を示しています。
ですので、配布場所に書かれているJavaのバージョンを使用、もしくは最新、最新の一個前にして起動して下さい。
(Bukkitのエラー)

UnknownDependencyException(前提プラグインが抜けている)

Could not load 'plugins\xxx.jar' in folder 'plugins'
org.bukkit.plugin.UnknownDependencyException: Vault

"UnknownDependencyException: <プラグイン名>"というエラーは、前提プラグインの"<プラグイン名>"が無いという事を示しています。
ですので、出たエラーの要求されている前提プラグインや配布場所に書かれている前提プラグインを検索し、導入して起動して下さい。
(Bukkitのエラー)

**** SERVER IS RUNNING IN OFFLINE/INSECURE MODE!

**** SERVER IS RUNNING IN OFFLINE/INSECURE MODE!
The server will make no attempt to authenticate usernames. Beware.
While this makes the game possible to play without internet access, it also opens up the ability for hackers to connect with any username they choose.
To change this, set "online-mode" to "true" in the server.properties file.

サーバーがオフライン状態であることを示しています。
server.properties内のonline-modeをtrueにすることで解決します。
(なお、BungeeCordを導入/構築している場合は無視して構いません)
(サーバーのエラー)

**** FAILED TO BIND TO PORT!

[Server thread/WARN]: **** FAILED TO BIND TO PORT!
[Server thread/WARN]: The exception was: java.net.BindException: Address already in use: bind
[Server thread/WARN]: Perhaps a server is already running on that port?

ポートを使用できなかった時に出るエラーです。
基本的に、既に何かしらのソフトがポートを使っている時に出ます。
最も考えうる原因はサーバーの多重起動です。タスクマネージャー等からサーバーが他に起動していないかを確認してみてください。
サーバーらしきものがない場合は、サーバー機を再起動してください。
それでもダメならば、Windowsであれば以下のコマンドを使ってどのソフトがポートを使っているかを調べることが出来ます。

netstat -aon | find "<ポート番号>"

例として、netstat -aon | find "25565"を実行すると、以下のように出ます。

TCP    0.0.0.0:25565          0.0.0.0:0              LISTENING       1124
 TCP    [::]:25565             [::]:0                 LISTENING       1124

一番右の1124(それぞれによって変動します)と書かれているものがPID(プロセスID)となるため、タスクマネージャーの詳細から調べ、消すことが出来ます。
コマンドプロンプトから消す場合は、

taskkill /PID <PID(プログラムID)>

成功すると、

SUCCESS: The process with PID <PID(プログラムID)> has been terminated.

失敗すると、

ERROR: The process with PID <PID(プログラムID)> could not be terminated.
Reason: This process can only be terminated forcefully (with /F option).

失敗した時は、

taskkill /F /PID <PID(プログラムID)>

で強制終了して下さい。
それでもダメならば、server.propertiesから使うポートを変更して下さい。
なお、server.properties内のserver-ipにおかしな記述をしていても起こることがあります。
その場合は、server-ipに何も書かないことで解決する場合は多いです。
(サーバーのエラー)

UnknownHostException(server-ip=に無意味に記述してしまっている。)

[Server thread/ERROR]: Encountered an unexpected exception
java.net.UnknownHostException: <server-ip=の後に書いた文字列>
at java.net.Inet6AddressImpl.lookupAllHostAddr(Native Method) ~[?:<Javaのver>]
at java.net.InetAddress$2.lookupAllHostAddr(Unknown Source) ~[?:<Javaのver>]
 (中略)
at java.lang.Thread.run(Unknown Source) [?:<Javaのver>]
[Server thread/ERROR]: This crash report has been saved to: クラッシュレポートの保存先

server-ip=に無意味な記述をすると、上記のようなエラーが出ます。
ですのでserver.properties内のserver-ip=を空欄にしているかを確認して下さい。
(サーバーのエラー)

java.io.IOException: ハンドルが無効です。(jarから直接、起動している)

[時刻 ERROR]: Exception handling console input
java.io.IOException: ハンドルが無効です。
at java.io.FileInputStream.readBytes(Native Method) ~
at java.io.FileInputStream.read(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at java.io.BufferedInputStream.read1(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at java.io.BufferedInputStream.read(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at sun.nio.cs.StreamDecoder.readBytes(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at sun.nio.cs.StreamDecoder.implRead(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at sun.nio.cs.StreamDecoder.read(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at java.io.InputStreamReader.read(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at java.io.BufferedReader.fill(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at java.io.BufferedReader.readLine(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at java.io.BufferedReader.readLine(Unknown Source) ~[?:Javaのver]
at lb$2.run(SourceFile:94) [minecraft_server.x.x.x.jar:?]

このエラーはjar版のサーバーを直接実行しGUIで起動している時に出されるエラーです。
基本的にサーバー実行に支障は出ないので無視して構いません。
解決はbatファイルを参考に書き直し、起動することで可能です。

To start the server with more ram(サーバーを起動するためのメモリ割り当てが足りない)
[時刻 WARN]: To start the server with more ram, launch it as "java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar"
単純に割り当てが足りていない。もしくは割り当てしていない時にエラーを吐きます。
解決はスクリプトファイルの記述で1024M(1G)以上割り当てることで可能です。
サーバーのエラー

The specified size exceeds the maximum representable size.(指定されたメモリは確保できない)
Invalid initial heap size: -Xms*G
The specified size exceeds the maximum representable size.
Error: Could not create the Java Virtual Machine.
Error: A fatal exception has occurred. Program will exit.
このエラーは基本的に32bitのJavaでサーバーを実行し、なおかつ4GB以上の割り当てを行うと出るエラーです。
解決は、この下の「Could not reserve enough space for *******KB object heap(1GB以上を割り当てられない)」と同様に、
64bitのJavaで実行することで可能です。詳細は参照して下さい。
Javaのエラー

Could not reserve enough space for *******KB object heap(1GB以上を割り当てられない)

Error occurred during initialization of VM
Could not reserve enough space for *******KB object heap

このエラーはJavaが割り当てするためのスペースが無い時に出るエラーです。
基本的にJavaの32bit版を使っているために起こることが多いです(32bit版では1GB(OS上限の1/4?)しか使えないと思われる)。
64bit版のJavaをインストールし、64bit版のJavaで実行することで解決します(上記のJavaのインストールを参照して下さい)。
Javaのエラー
参考:
Minecraftマルチ鯖起動エラー解説 Error occurred during initialization of VM|マロンのブロマガ
Minecraftの1.7.4のサーバーでメモリの割り当てがきちんとできない。|非公式フォーラム

*** Error, this build is outdated ***

*** Error, this build is outdated ***
*** Please download a new build as per instructions from https://www.spigotmc.org/ ***
*** Server will start in 15 seconds ***

このエラーはSpigotにおいて、最新ではないバージョンを使用していると出るエラーです。
これは、新バージョンで既に修正されたバグなどを報告をする人があまりにも多かったために、現在のSpigotでは開発チームが推奨しないバージョンを使用するとこのようなエラーが表示されます。
解決は、エラーに書かれているように15秒後に起動するのを待つか、新しいバージョンに上げることで表示されなくなります。

参考

非公式日本ユーザーフォーラムより、
【質問禁止】クラッシュレポートを読む方法 (2013/11/15更新)
【質問する前に】クラッシュ・エラーの原因と対処法の調べ方(基本編)
(これらは、本来クライアント用ですが、似ているものが多いので参考にしています)
【質問する人は読んで下さい】質問方法のガイドライン【マルチサーバー運用】

名称について

Bukkitとは、
Minecraftのマルチサーバーを拡張する手段を提供する無料のオープンソースソフトウェアプロジェクト、API。
APIは正式にはBukkitAPIという名称だが、Bukkitとも呼ばれる。

BukkitAPIとは、
Bukkitプロジェクトで作られた、API。Bukkitとも呼ばれる。

CraftBukkitとは、
Craftbukkitとは、BukkitAPIを実装したラッパータイプのサーバーMOD。
膨大にあるBukkitPluginで拡張が出来る。以前は最も使われるサーバーMODであったが、DMCA問題などの理由から現在はSpigotへその座を渡し、使われることは少なくなっている。

Bukkitプラグイン(BukkitPlugin)とは、
BukkitAPIを用いたCraftBukkit等のBukkitAPIを実装したサーバーMODで動作するプラグイン。
CraftBukkitやSpigot上で動作する。

CraftBukkitプラグイン(Plugin)とは、
CraftBukkitを前提として作成されたプラグインである。
Bukkitプラグインとも書かれるが、Bukkitプラグインとの差はあまりないとされる。

SpigotAPIとは、
BukkitAPIを拡張したAPI。

Spigotとは、
SpigotAPIを実装したラッパータイプのサーバーMOD。
SpigotAPIがBukkitAPIを拡張しているため、CraftBukkit用のプラグイン(BukkitPlugin)が使用できる。
CraftBukkitから様々な改良がされている(詳細)。

Spigotプラグイン(Plugin)とは、
Spigotを前提として作成されたプラグインである。
基本的にBukkitAPIを使用しない、SpigotAPI独自のAPIを使用しており、CraftBukkit上で動作しない場合に用いられる。
Bukkitプラグインとして使用できないこと(Spigotのみ)が多い。

サーバー(Server)とは、
このWikiでのサーバーは、Minecraftをほかの人と一緒にプレイする"マルチプレイ"というものをするために、必要なソフトウエアの事。

サーバーMODとは、
公式のサーバーに様々な要素を追加できるマルチサーバーのことである。

参考:


編集者/検索者用

編集者が欲しいページ

書き写しや翻訳をしていただきたいと思うページです。
Spigot/spigot.yml

Multiverse-Core
基本的に、https://github.com/Multiverse/Multiverse-Core/wikiより翻訳して下さい。(内容は付け足しても良い)
主に、Multiverse-Core/チュートリアルの項目が不足しています。

Multiverse-Portals
基本的に、https://github.com/Multiverse/Multiverse-Portals/wikiより翻訳して下さい。(内容は付け足しても良い)
全体的に不足していますが、Multiverse-Portals/チュートリアルを先にお願いします。

PermissionEx
主に、PermissionEx/コマンド一覧の項目が不足しています。
基本的に、https://github.com/PEXPlugins/PermissionsEx/wiki/Commandsより翻訳して下さい。(内容は付け足しても良い)

その他、誤字や情報間違い等あれば修正お願いします。

ページ名について

暗黙のルール的な微妙なところで、MODやプラグイン名の間に空白があっても、それを詰めて書くようになっているようです。
(例)Build Craft→BuildCraft
あとは、長すぎるものは適度に省略するなど(こっちは微妙ですが)。特に従わなければいけないということもないですが、うるさく言う人も…最近はいないですが一昔前にはいたようなので、参考程度に。

表記の統一(呼称について)

  • バニラサーバー,公式サーバーは同一のものであるため、バニラ(公式)サーバーで表記の統一をお願いします。
  • プラグインの表記はPluginやpluginとせず、プラグインに統一してください。
  • サーバーの表記は鯖やサーバと表記せず、サーバーに統一して下さい。(検索しやすくするため)
  • Spigotのサーバーのバージョン表記はSpigot-1.8.8-R0.1等で。(CraftBukkitも同じように)
  • 基本的に、省略すると意味がわかりづらくなるため非推薦です(CraftBukkit→CB,BungeeCord→BC)。
  • バージョンの短縮はver,Verに統一して下さい。
  • それぞれプラグインの短縮は、配布ページや公式Wikiで使われている短縮を出来るだけ採用してください。
  • プラグイン名は上記と同じく空白を詰めて書いて下さい。
  • また下記の「リンクについて」を参考にサイト名を書いて下さい。(一般的なサイト名の書き方とか)
  • ファイルとフォルダの区別はつけて下さい。

※ファイルは、プログラム等のデータの事。(大概は"名前.拡張子"となっている。)。フォルダは、階層やディレクトリとも言われ、ファイル(データ)を整理や分類するものです。

  • CraftBukkitとBukkitの区別はつけて下さい。

※CraftBukkitはサーバーの事を指し、BukkitはAPIやプロジェクトを指します。

  • ない場合は無し/なし/不明/-のどれかを指定して欲しいです。(推薦は「なし」)

(あれば是非追加して下さい。)

コマンドリスト表記

  • コマンドリストは表を使って作成して下さい。
  • <argument>はコマンド入力に必須な引数を、[argument]はオプション(必須ではない)の引数を記述して下さい。


下の記述が例です。
<argument>はコマンド入力に必須な引数を、[argument]はオプション(必須ではない)の引数を表します。
※この表の<>[]は入力しないでください。
説明文中の | で示されているところはいずれかを選択することを表しています。

コマンド パーミッションノード 説明
コマンド permission 説明
コマンド permission 説明


リンクについて

  • できればサイト名では空白をなくしてください。
  • 書き方として「サイト名 項目(言語)」とすることにします。※日本語であれば(言語)不要です。

(言語)→英語:(en)等

  • 一般的に有名なサイト名の書き方

→BukkitDev(en),BukkitDev Plugins(en),SpigotMC(en),SpigotMC Resources(en),非公式日本ユーザーフォーラム 等

  • 配布場所のURLは、公式配布所を指定して下さい。

言い換えれば、非公式配布場所や転載場所、ad.fly等の直接リンクを指定せず、BukkitDev,SpigotMC,非フォ等を指定して下さい。
(リンク集作成について:「,」で区切るのがきつくなった時は「・」や「-」で書き、それでも厳しいならば無理表にして下さい。(できれば表を推薦します))

  • トップのリンクは、統一をするため、
[[マルチプレイ|┏ マルチプレイ]]
[[サーバー|┣ サーバー]]
[[サーバー/技術的情報集|┃┗ 技術的情報集]]
[[サーバーMOD|┣ サーバーMOD]]
[[サーバーMOD/CraftBukkit,Spigot|┃┣ CraftBukkit,Spigot]]
[[サーバーMOD/CraftBukkit,Spigot/プラグイン|┃┃┣ プラグイン]]
[[サーバーMOD/CraftBukkit,Spigot/プラグイン(未検証)|┃┃┗ プラグイン(未検証)]]
[[サーバーMOD/hMod|┃┗ hMod]]
[[荒らしと対策|┗ 荒らしと対策]]
----
#contents

でお願いします。書き換えたいときは、マルチ関連全て(マルチプレイ,サーバー,サーバーMOD下全て)を書き換えて下さい。

タグ

現在使用している(予定も含む)タグは以下となります。

マルチプレイ, サーバー, サーバーMOD, Bukkit, Bukkitプラグイン, Bukkitプラグイン解説, CraftBukkit, Spigot

備考

Bukkitプラグインの解説を作りたいときは、プラグイン解説テンプレを活用して下さい。

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