データパック
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データパック(Data Pack)とは、進捗、ファンクション、ルートテーブル、プレディケート、レシピ、構造物、データパックのタグ、ワールドのカスタマイズ、アイテム修飾子(Item modifier)のデータを格納したパックのことである。ver1.13で追加された。
データパックを導入することで、ワールドにこれらのデータが読み込まれる。
導入方法[編集 | ソースを編集]
1.データパックを導入したいワールドのフォルダを開く。
2.フォルダ内のdatapacksフォルダを開く。
3.datapacksフォルダに用意したデータパックを入れる(zip圧縮されている場合でも解凍の必要はない)。
データパックの構成[編集 | ソースを編集]
データパックの全体は1つのフォルダに格納される。そのフォルダの名称がデータパックの名称になる。
フォルダ内にはpack.mcmeta、pack.pngの2ファイルと、dataフォルダが含まれる。以下それぞれについて説明する。
pack.mcmeta[編集 | ソースを編集]
ゲームにデータパックを認識させるためのファイル。内容は以下の通り。
{
"pack":{
"pack_format":<数値>,
"description":"<説明文を入力>"
},
"filter":{
"block":[
{
"namespace":"<名前空間名>",
"path":"<パス名>"
}
]
}
}
- pack_format
- どのバージョン用のデータパックであるかを示す。以下の表を参照。
ver1.13 - 1.14.4 | 4 |
ver1.15 - 1.16.1 | 5 |
ver1.16.2 - 1.16.5 | 6 |
ver1.17 - 1.17.1 | 7 |
ver1.18 - 1.18.2 | 8 |
ver1.19 - 1.19.2 | 9 |
ver1.19.3 | 12 |
ver1.19.4 | 13 |
ver1.20 - 1.20.1 | 15 |
ver1.20.2 | 18 |
ver1.20.3 | 26 |
- description
- データパックの導入画面に表示される説明文。
- テキストか、JSONフォーマットによって指定できる。
- filter
- ver1.19から追加
- ここに記載された名前空間・パスに該当する要素が先にロードされたデータパックに含まれている場合、その要素が反映されなくなる。
- block
- このタグの内部の{}1個が1組の名前空間・パスを指定する。複数指定するときには{}をコピーして増やす。
- namespace
- 名前空間を正規表現で指定する。省略した場合、任意の文字列が指定される。
- path
- 名前空間内部のパスを正規表現で指定する。省略した場合、任意の文字列が指定される。
pack.png[編集 | ソースを編集]
ver1.16.2で追加
データパックのアイコン画像となるファイル。
data[編集 | ソースを編集]
データパックの本体部分。
直下に任意の名称のフォルダ(名前空間)があり、その中に各種データを指定するための以下のフォルダのうち必要なものが含まれる。
それぞれのフォルダの中には、さらにフォルダを作ってもよい。
advancements[編集 | ソースを編集]
進捗を構成するJSONファイルが含まれる。記法については進捗を参照。
functions[編集 | ソースを編集]
ファンクションを構成する.mcfunctionファイルが含まれる。
loot_tables[編集 | ソースを編集]
ルートテーブルを構成するJSONファイルが含まれる。記法についてはルートテーブルを参照。
predicates[編集 | ソースを編集]
ver1.15で追加
プレディケートを指定するJSONファイルが含まれる。記法についてはルートテーブル/プレディケートを参照。
recipes[編集 | ソースを編集]
レシピを保存するJSONファイルが含まれる。JSONファイルの記法はこちらを参照。
structures[編集 | ソースを編集]
ストラクチャーブロックを利用した構造物のデータを保存する.nbtファイルが含まれる。
tags[編集 | ソースを編集]
データパックのタグを保存するJSONファイルが含まれる。
item_modifiers[編集 | ソースを編集]
ver1.17で追加
アイテム修飾子(Item modifier)を保存するJSONファイルが含まれる。
damage_type[編集 | ソースを編集]
ver1.19.4で追加
ダメージの種類を保存するJSONファイルが含まれる。
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dimension_type[編集 | ソースを編集]
ディメンションの種類の設定を保存するJSONファイルが含まれる。
dimension[編集 | ソースを編集]
ディメンションを保存するJSONファイルが含まれる。
worldgen[編集 | ソースを編集]
バイオームや地形、生成物など、ワールド元のデータを保存するJSONファイルが含まれる。
データパックにあるファイルの参照[編集 | ソースを編集]
データパック内のファイルを参照するときは、以下のように記述する。
- 目的のファイルが名前空間フォルダのちょうど2階層下にあるとき
名前空間:ファイル名
- 目的のファイルが名前空間フォルダの3階層下にあるとき
名前空間:2階層目のフォルダ名/ファイル名
- 目的のファイルが名前空間フォルダの4階層下にあるとき
名前空間:2階層目のフォルダ名/3階層目のフォルダ名/ファイル名
以下同様
例えば、example.jsonというファイルを参照したいとし、そのファイルが
(データパック名)>data>hoge>loot_tables>test>example.json
という場所にある場合、hoge:test/exampleと書く。